東京都現代美術館にて半年間行われたインスタレーション。敷地が石張りの中庭であったため、石が地面から盛り上がってきたような粗いテクスチャと、空から降ってきたようななめらかな白いテクスチャが点で接する洞窟のようなかたちを考えた。構造体は鉄筋を現場で曲げることによって作られ、上下のボリュームの接点にはアクリルが挟まれることで、大きなボリュームがまるで浮いているかのように見える。