ひらがなで書く

華雪さんとのワークショップ

2022年３月５日
15:00-15:30 トーク
15:30-17:00 実技
17:00-18:00 ディスカッション

文字や言葉を知り、使うことは世界を捉えるための第一歩です。書家の華雪さんは漢字一文字を書くという行為を通じてどのような風景や人間社会の関係性から文字が成り立っていったのか、考察を続けています。中国大陸から日本にやってきた漢字は日本独自の風景や環境、社会に浸透していくことで、ひらがなを生み出すきっかけとなりました。

今回のHamacho Liberarl Artsは文字の成り立ちを知り、ひらがなを書くという実技を行うことによって、文字を通じて世界が形作られていった一つの例を実感し、思いを馳せる機会になりました。

華雪（かせつ）
書家。1975年、京都府生まれ。立命館大学文学部哲学科心理学専攻卒業。92年より個展を中心に活動。幼い頃に漢文学者・白川静の漢字字典に触れたことで漢字の成り立ちや意味に興味を持ち、文字の由来を綿密にリサーチし、現代の事象との交錯を漢字一文字とテキストの組み合わせで表現する作品づくりに取り組む。