Project
16_A curry in my memory
Year2023
Lecturer
Asako IWAMA / artist岩間 朝子 / 芸術家
photo
KOH AKAZAWA赤澤 昂宥

記憶の中のカレー

岩間朝子さんとの対話

2023年2 月11日
16:00 –17:30 映像上映(約17分)+トーク
18:00 –20:00 カレーを囲みながら談話

岩間朝子さんは食べることを軸に異なる社会で何を滋養とするかを探っている。今回は横浜トリエンナーレ(2020)で発表した映像作品『貝塚』を上映、その中に登場するカレーとセイロンティーを実際に味わった。 カレースパイスは作家が記憶をたぐり寄せ調べるうちに出会った特別な配合。映像には現地で60年代の森林入植開発と移民労働者、その後の民族紛争を研究した父親の遺品、作家が幼少の頃聞いた話、父親の病など、今は訪れることのできない風景が立ち現れる。このような体験を通して、私たちが日々口にするものがもたらす世界について、語り合った。

メニュー:ジャフナベジタブルカレー / カリフラワーのサンボル / ターメリックライス / りんごと梅のチャツネ / 豆乳セイロンミルクティー

岩間朝子
東京生まれ。アーティスト。ベルリンと東京を拠点に活動。食べる行為の社会的側面について考えるための実験的なワークショップやフィールド・トリップなどを行なう。書籍『The Kitchen』(2013年)をStudio Olafur Eliassonと共同編集。主な展覧会に5th Istanbul Design Biennial, 2021(トルコ)、ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW、東京都現代美術館『もつれるものたち』(2020)、アーツ前橋『フードスケープ私たちは食べものでできている』(2017)。