Project
12_Silence and Light
Year2022
Lecturer
Ryue NISHIZAWA / Architect西沢 立衛 / 建築家
沈黙と光 ールイス・カーンの思想 その2ー
西沢立衛さんとの対話
2022年10月 2 2日
15:00 –16:30 プレゼンテーション
16:30 –17:30 ディスカッション
沈黙と光。すなわち測り得ないものと測り得るもの。20世紀を代表する建築家ルイス・カーンは世界をこの二つに分けてみせる。そしてこの世界に属するもの一つひとつを、そのどちらかに振り分ける。例えば、Spirit of Architectureを測り得ないものとして。Works of Architectureを測り得るものとして。光は沈黙へ、沈黙は光へ。この二つの世界を行き来する間にこそ、私たちが建築を考え、生み出していく創造の過程があるという。 第12回目のHamacho Liberal Artsでは第10回に引き続き、建築家の西沢立衛さんをゲストにお招きし、カーンの言葉を紐解くレクチャーをして頂いた。カーン自身が「建築を含むすべての芸術についての私の考えを理解する鍵」とも言った「沈黙と光」をテーマに、その意味と可能性を広げる機会となった。
西沢立衛 〈にしざわりゅうえ〉
1966年東京都生まれ。1990年横浜国立大学大学院修了と同時に妹島和世建築設計事務所入所。1995 年より 妹島和世とSANAA設立。1997年西沢立衛建築設計事務所設立。現在横浜国立大学大学院 Y-GSA教授。主な受賞に、プリツカー賞、日本建築学会賞、吉阪隆正賞等。主な作品に、ウィークエンドハウス、金沢21世紀美術館※、森山邸、House A、豊島美術館、十和田市現代美術館、ROLEXラーニングセンター※、 ルーブル・ランス※、済寧市美術館等。(※は共同設計)